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老人ホームの種類とちがいを見分ける5つのポイント

老人ホームは介護施設の一種で、高齢者向けの介護サービスを提供している施設のことを指します。現在、運営元や入居条件などのちがいから老人ホームは11種類に分類することができます。

多種多様な中から選ぶことができる反面、どのようなちがいがあるのか、どの種類の老人ホームが自分に合うのか見分けることが大変なことも事実です。

そこで、今日は老人ホームの種類、老人ホームのちがいを見分ける5つのポイント、についてご紹介します。

 

1.老人ホームは全部で11種類

老人ホームは11種類あります。まずは、その名称をご紹介します。

 

<老人ホームの種類>

①特別養護老人ホーム

②介護老人保健施設

③介護療養型医療施設(新:介護医療院)

④軽費老人ホーム

⑤ケアハウス(=軽費老人ホームC型)

⑥介護付き有料老人ホーム

⑦住宅型有料老人ホーム

⑧グループホーム

⑨健康型有料老人ホーム

⑩サービス付き高齢者向け住宅

⑪シニア向け分譲マンション

 

2.老人ホームの種類 何がどう違う?ちがいを見分ける5つのポイント

11種類もある老人ホーム。正直、何がどうちがうのかわからない…そう感じる方も多いと思います。そこで、老人ホームのちがいを見分ける5つのポイントをご紹介します。

ポイント①運営元(公的施設・民間施設

老人ホームの運営元は、国・地方自治体・社会福祉法人などの公的な団体が運営する『公的施設』と、民間企業が運営する『民間施設』の2種類です。

公的施設は介護度の高い方や低所得者を支援することに重きが置かれ、民間施設では高齢者のニーズを満たす点に重きが置かれています。

 

<公的施設の特徴>

・費用が民間施設より低めに設定されている

(入居一次金が不要な場合が多い、月額料金が民間施設より安い場合が多い)

・入居条件や退居条件が厳しい

・相部屋が多く、プライベートな空間が確保しにくい

・レクリエーションなどの娯楽が少なめ

・人気なので入居待ちが長い

 

<公的施設の老人ホーム>

・特別養護老人ホーム

・介護老人保健施設

・介護療養型医療施設(新:介護医療院)

・軽費老人ホーム

・ケアハウス(=軽費老人ホームC型)

 

<民間施設の特徴>

・費用が公的施設より高めに設定されている

・入居条件が緩やか

・サービスが充実している

 

<民間施設の老人ホーム>

・介護付き有料老人ホーム

・住宅型有料老人ホーム

・グループホーム

・健康型有料老人ホーム

・サービス付き高齢者向け住宅

・シニア向け分譲マンション

 

ポイント②費用

老人ホームを利用する際に必要な費用は、主に『入居一時金』と『月額料金』の2つです。

入居一時金・月額料金のどちらをとっても、公的施設のほうが民間施設より安価に設定されている場合が多いです。特に、公的施設である特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護医療院(介護療養型医療施設)は、入居一時金が不要で経済的負担が少ないことが特徴です。

民間施設でも入居一時金不要の場合がありますが、その分、月額料金が高くなることが多いです。

 

ポイント③介護レベル

入居者が適切な介護を受けることができるよう、それぞれの施設で入居できる介護レベルが決まっています。介護レベルは要介護認定の結果で判断します。レベルは『自立』『要支援1・2』『要介護1・2・3・4・5』に分類され、自立→要支援→要介護の順に介護度が高くなります。

 

<自立の方が入居できる老人ホーム>

※要介護認定を受けて『自立』であることを証明しなくても入居できます

・軽費老人ホーム

・ケアハウス

・健康型有料老人ホーム

・サービス付き高齢者向け住宅(一般型)

・シニア向け分譲マンション

 

<要支援・要介護の方が入居できる老人ホーム>

・特別養護老人ホーム:要介護3~5

・介護老人保健施設:要介護1~5

・介護療養型医療施設(新:介護医療院):要介護1~5

・介護付き有料老人ホーム

・住宅型有料老人ホーム

・グループホーム

・サービス付き高齢者向け住宅(介護型)

 

ポイント④認知症ケア対応の有無

認知症の方が入居予定の場合、認知症ケアを行っている施設への入居が必要です。認知症の進行状態や身体状態によっても対応の有無が変わりますので、認知症ケア対応の施設であっても念のため確認が必要です。

 

<認知症ケア対応の老人ホーム>

・特別養護老人ホーム

・介護老人保健施設

・介護療養型医療施設(新:介護医療院)

・介護付き有料老人ホーム

・住宅型有料老人ホーム

・グループホーム

・サービス付き高齢者向け住宅

 

ポイント⑤看取り対応の有無

老人ホームの終身利用を検討する場合、その施設で看取りを行っているかも大切なポイントです。

 

<看取りを行っている老人ホーム>

・特別養護老人ホーム

・介護老人保健施設

・介護療養型医療施設(新:介護医療院)

・軽費老人ホーム(一部のみ)

・介護付き有料老人ホーム

・住宅型有料老人ホーム

・グループホーム(一部のみ)

・サービス付き高齢者向け住宅(一部のみ)

 

 

まとめ

今日は、老人ホームの種類、老人ホームのちがいを見分ける5つのポイント、についてお伝えしました。

まずは、施設入居の予算や現在のお身体の状態などから候補となる老人ホームの種類をしぼってみましょう。

 

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