代償分割があったときの相続税の計算

例えば、相続財産が不動産のみで相続人が複数いるような場合で、一人の相続人がその不動産を取得し、不動産を取得した人がその他の相続人に対して金銭を支払う、というようなことがあります。こ … 続きを読む 代償分割があったときの相続税の計算

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例えば、相続財産が不動産のみで相続人が複数いるような場合で、一人の相続人がその不動産を取得し、不動産を取得した人がその他の相続人に対して金銭を支払う、というようなことがあります。このように遺産分割にあたって、ある相続人が相続財産を現物で取得し、その他の相続人に対して債務を負担することを代償分割といいます。
この代償分割があったときの相続税の課税価格の計算は次のように行います。

 

代償分割があった時の相続税の課税価格の計算


●代償財産を交付した人の課税価格

相続等で取得した現物の財産の価額から交付した財産の価額(代償債務)を控除した金額

●代償財産の交付を受けた人の課税価格

相続等で取得した現物の財産の価額と交付を受けた代償財産の価額の合計額

この場合の代償財産の価額は、原則として、代償分割の対象となった財産を現物で取得した人が他の相続人などに対して負担した債務の額の相続開始の時における金額になります。

 

ただし、次のような場合にはその取扱いが異なります。

(1) 代償債務の額が、特定された代償分割の対象となった財産の代償分割の時における通常の取引価額を基として決定されている場合・・・その代償債務の額に、代償分割の対象となった財産の相続開始の時における相続税評価額が代償分割の対象となった財産の代償分割の時において通常取引されると認められる価額に占める割合を掛けて求めた価額

(2) 全員の協議に基づいて、(1)の方法に準じた方法または他の合理的な方法で代償財産の額を計算して申告する場合・・・その申告した額