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銀行口座の整理術②|銀行口座の具体的な整理方法、整理する際に注意したいこと

銀行口座の整理はただやみくもに数を減らせばよい、ということではありません。残すべき口座を吟味することが大切です。整理が完了した時、“今までよりお金の管理が楽になった”という気持ちになることができれば大成功です。

今日は、銀行口座の整理方法、銀行口座の整理をする時に注意したいこと、整理後の一覧表つくり、をご紹介します。

 

1.銀行口座の整理方法

銀行口座を整理する際の3ステップをご紹介します。

ステップ1:所有している銀行口座の一覧表をつくる

まずは、所有している銀行口座の通帳やキャッシュカードをすべて集めて一覧表をつくりましょう。

一覧表に記入するのは、次の6つです。

 ①銀号名

②支店名

③預金の種類(普通・定期)

④口座番号

⑤おおまかな残高

⑥使用目的(ガス代の引き落とし、電気代の引き落とし、貯蓄用、年金の振込先、クレジットカードの引き落とし、など)

※盗難などのリスクを考慮して、暗証番号は書かないでください

 

ステップ2:どの口座にまとめるかを考える

一覧表をつくったら、次の3つに口座をまとめることができないか考えましょう。

 

<残しておきたい3つの口座>

①生活費用の口座

お給料・年金などの振込先と光熱費・電話代などの引き落としのための口座

②貯蓄用の口座

お金を貯める専用の口座

③資産運用の口座

資産運用を行う専用の口座

銀行口座の整理術①|銀行口座を整理するメリット、残しておきたい3つの銀行口座

取引が行われていない口座の解約は簡単ですが、その口座が何かの振り込み先・引き落とし先になっていると、解約の前に振り込み先・引き落とし先の変更が必要になります。解約を見込んでいる口座での振り込み・引き落としは別の口座へ変更が可能か(手続きの容易さ、残す口座への変更が可能か)ということも考慮しながら残す口座を決めましょう。

 

ステップ3:振り込み・引き落とし口座の変更などを行った後、不要になった口座を解約する

残す口座を決めたら、解約予定の口座で行われている振り込み・引き落としを残すと決めた口座へと変更しましょう。口座変更が済んだら、不要になった口座を解約します。念のため、振り込み・引き落としの口座変更をした結果がきちんと反映されているか(=変更先の口座で振り込み・引き落としがされているか)を確認してから口座解約することをおすすめします。

 

 

2.銀行口座の整理をする時に注意したいこと

名義人の氏名・住所に変更はありませんか?

口座整理と同時に名義人の氏名・住所が現在のものになっているか確認しましょう。結婚による名字の変更、引越しによる住所変更はありませんか?

昔の通帳は表紙をめくると住所や口座をつくった時の印鑑など個人情報が記してありました。しかし、防犯等の観点から現在の通帳には住所や印鑑などの情報は記されていません。登録している住所がわからない場合は、手間になりますが金融機関へ問い合わせをしましょう。

住所が最新の状態でないと、一部のサービスが使えなくなる可能性があります。例えば、ATMで限度額以上の出金をする場合です。限度額の引上げ処理には窓口での住所確認が必要になります。他にも金融機関からの連絡・郵便物が届かなくなる恐れがあるので最新の住所にしておきましょう。

 

ネット銀行の口座も忘れずに

銀行口座の整理の際は通帳・キャッシュカードのある銀行だけでなく、ネット銀行の口座も忘れずに一覧表に書きこみましょう。ネット銀行は通帳が発行されないケースが多く、あまり使用しない口座の場合には本人でさえ忘れてしまうことがあります。また、通帳がないことで口座の存在を遺族が気付きにくいということにもつながります。

 

 

3.整理後は一覧表をもう一度つくりましょう

晴れて銀行口座の整理が完了したら、ステップ1の一覧表を最新の内容で再度つくっておくと今後非常に役立ちます。

 

例えば、生活を共にしている家族がいる場合、生活を続けるために必要な生活費の引き落し口座がわかります。生活を共にしている家族がいない場合でも、クレジットカードや契約しているものの解約・銀行口座の解約の際に重宝します。

 

 

まとめ

今日は、銀行口座の整理方法、銀行口座の整理をする時に注意したいこと、整理後の一覧表つくり、をお伝えしました。

銀行口座の整理で一番大変なのは、解約予定の口座で行われている振り込み・引き落しの変更をすることではないでしょうか。インターネットから変更できる場合もあれば、電話をして変更申込み用紙を送ってもらう場合、さまざまあると思います。さらに、変更が反映されて口座が切り替わるタイミングでお金の管理をするともなれば、なかなか骨の折れる作業です。一気に進めなくてもよいので、1週間に1つ口座変更をしよう、1ヶ月で終わらせよう、など長い目で目標を立てると気持ちが楽になると思います。面倒な作業ですが、がんばって終わらせていきましょう。