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【ひとり終活オススメ手順】独身のおひとりさまが抱えやすい不安とは

身寄りや同居者のいない人が行う終活を、「おひとりさま終活」や「ひとり終活」、「ソロ終活」などと呼びます。では、おひとりさまとそうでない人が行う終活には、どんな違いがあるのでしょうか。

今回は、ひとりで死を迎えることに対しておひとりさまが抱えやすい不安や、不安を解消するための終活手順を紹介します。独身でひとり暮らしをしているおひとりさまは、ぜひ参考にしてみてください。

 

おひとりさまが抱える3つの不安

まずは、おひとりさまが抱えやすい不安を3つ紹介します。

2019年4月に株式会社 鎌倉新書が実施した調査『【第1回】おひとりさまの「ソロ終活」に関する実態調査(2019年)』によると、ひとりで最期を迎えることに不安を感じると回答した独身のおひとりさまは37.5%でした(※)。

不安を感じる内容については、大きく分けて以下の3つが挙げられています。

1. 託す相手がいない
2. 孤独死に対する不安
3. 専門知識がない

具体的には、自分がこの世を去った後の事務手続きや遺品の整理、不動産や資産の相続、葬式やお墓に対する不安を抱えるおひとりさまが多いようです。

しかし、その不安を解消するために終活を進めている人は多くありません。

先ほど紹介したアンケート調査によると、ひとりで最期を迎えることに不安があると回答した人のうち、不安に感じる項目について「まだ準備していない」と回答した人が8割以上にも上ることが分かりました。

その理由としては、
● 具体的に何をすべきか分からない
● 子どもがおらず親族の連絡先も分からない
● 誰に何を頼むか具体的に決められない
● 自分の死後の手続きを依頼できる人物がいない
などが挙げられているようです。

確かに、終活を進められない理由としては、どれも納得できるものばかりですね。とはいえ、このまま何もせずにいれば、この先もずっと不安を抱えたまま生きていくことになってしまいます。

では、おひとりさまが不安を解消するためには何から終活を始めればよいのでしょうか。

 

 

不安を解消するために必要な「ひとり終活」の手順とは

独身のおひとりさまが不安を解消するためには、以下の手順で終活を進めるのがオススメです。

手順1.終活ノート(エンディングノート)を用意して整理する

頭の中を整理するためにも、まずは終活用にノートを用意し、終活ノートを作ってみましょう。

終活ノートとは、終活に必要なことを書き出すためのノートをいい、エンディングノートともいいます。自分が何に対して不安を抱いているのか、その不安を解消するためには何が必要なのかをノートに書き出すことで、頭の中を整理できます。

終活の基本【2】エンディングノートとは?遺言との違い

 

手順2.できることから始めてみる

何はともあれ、何かを始めるには、まず第一歩を踏み出すことが大切です。

終活ノートを活用して、どの項目だったらすぐに始められるだろう? と考えてみてください。何から始めたらいいか全く分からない人は、まず身の回りの整理から始めてみるのがオススメです。

このように終活の一環として進める身辺整理のことを、「生前整理」といいます。

いる・いらないの判断が難しい場合や、不要品を1人で片付けるのが大変な場合などは、片付けを手伝ってくれるサービスも視野に入れてみてください。各自治体にも生前整理を手伝うサービスが少しずつ広まっていますし、JAやクロネクヤマトなど生前整理のサービスを実施している大手企業もあります。

まずはお住まいのエリアで自治体のサポートが受けられないかどうか、お近くの役場へ問い合わせてみましょう。

 

手順3.資産の整理や遺言書の作成を進める

身の回りの整理が済んだら、次は不動産や資産の整理を始めます。

使っていない預金口座やクレジットカードを解約したり、不動産や預貯金といった資産を全て洗い出して自分で把握したりすることも終活においては大切な作業です。

もし遺産として残したい相手がいるなら、遺言書を用意しておきましょう。

特に注意が必要なのは、血のつながりはないけどお世話になったという人がいる場合です。お世話になった相手があなたの法定相続人でない場合、遺産を相続するには面倒な手続きが必要となります。手続きをしなければ、あなたの財産は国のものになってしまうかもしれません。

遺産として財産を残したい相手がいるなら、ぜひ遺言書を用意しておきましょう。

遺言とは?「遺言の基本知識」4選!終活を進める前に知っておこう

 

手順4.残りの人生について考える

残りの人生について考えることも、終活の大切な手順の1つです。生前整理を進めながら、今後の人生について考えてみましょう。

死について考えることで、健康に対する意識が変わる可能性もあります。加入している保険を見直すのも、終活の一環といえますね。

また、孤独死への対処方法を考えることも、おひとりさま終活には必要な手順です。

孤独死を避けるためには人との関わりを増やすのがベストではありますが、難しい場合は民間のサービスを検討してみてはいかがでしょうか。

たとえば、電気の使用量がいつもと違う場合に特定の相手へ連絡してもらえるサービスや、定期的に安否確認の連絡を入れてくれるサービスなど、さまざまなものがあります。

身近に自分と似た境遇の人がいれば、お互いに協力しあって安否確認をするのもよいでしょう。

 

 

まとめ

今日は、ひとりで死を迎えることに対しておひとりさまが抱えやすい不安や、不安を解消するための終活手順を紹介しました。

何から始めたらいいか迷ったときは、まず自治体に問い合わせてみるのがオススメです。自治体の終活サポートが受けられない場合は、おひとりさま向けの終活セミナーに参加するのもよいアイデアですね。できることから1つずつ始めてみましょう。