終活に役立つ「オリジナルエンディングノート」を無料プレゼント!こちらをクリック!

終活で遺影写真を準備したほうが良い理由と自分でもできる準備方法

終活でやることの一つに「遺影写真の準備」があります。自分でそこまで準備する必要はあるのだろうか、という疑問を持つ方もいると思います。

今日は、終活で遺影写真の準備が必要な理由や遺影写真の準備方法・準備した後についてお伝えします。遺影写真の準備は自分だけでできる方法もあるので、準備しようか迷っている方がいれば是非挑戦して欲しいと思います。

 

 

1.終活で遺影写真の準備が必要な理由

今まで遺影写真は遺族が選ぶことがほとんどでした。しかし、遺影写真を準備できる期間は亡くなってからお通夜までの数日しかありません。前もって遺影写真用の写真を準備していたご遺族でなければ、家中の写真やそれぞれの携帯電話・デジタルカメラに残されているデータをかき集めて良さそうな写真を選ぶ作業に追われてしまいます。古い写真しかなかったり、表情がイマイチという場合でも1枚を決めなくてはなりません。

 

遺影写真はお通夜・お葬式で使うほか、お仏壇に飾ったり回忌法要の際にも必要になります。遺影写真に写る故人が本人らしくないというのは、遺族だけでなく亡くなった本人にとっても残念なことです。

 

遺影写真を生前に準備しておくと、本人・家族が納得できる写真を選ぶことができます。また、家族がお通夜までの数日間で遺影写真にする1枚を探し出す負担をなくすこともできます。

 

 

2.遺影写真の準備方法は3種類

生前に遺影写真を準備する方法は3種類ありますので、ご紹介します。

 

遺影写真の準備方法①プロのカメラマンに撮影してもらう

写真館でプロのカメラマンに撮影してもらう方法です。

昨今では遺影写真用の撮影プランを提供している写真館もたくさんあります。撮影だけでなくヘア&メイク、洋服のコーディネート相談、和服の着付けなどのサービスもあるので、より良い1枚を撮影することができます。出張撮影をしている写真館もあり、写真館まで行くのが困難な方にも安心です。

 

遺影写真の準備方法②自分で撮影する

カメラのタイマー機能を使って自分で撮影する方法です。家族に撮影してもらってもよいでしょう。

撮影は正面向き・胸から上の部分を1人だけが写るようにしましょう。注意したいのは、ピントをしっかりと合わせることです。遺影写真の加工で服装を変えたりすることはできますが、ピントが合っていない“ぼやけ”を修正することはできないためです。

画素数は200万画素以上が望ましいです。画素数が低いと写真を引き伸ばした時に粗くなってしまいます。

 

写真はできればデータで保管しましょう。元データは手元に保管し、CD-RやUSBにコピーしたものを葬儀社へ渡すと紛失時にも安心です。

 

遺影写真の準備方法③過去の写真から選ぶ

今までに撮影した写真から選ぶ方法です。

写真が撮影された状況によっては目線がずれていたり、服装や背景がふさわしくないものもあると思います。遺影写真の加工ではふさわしくないものを修正することができますので、選ぶ際の参考にしてください。

 

<遺影写真の加工でできること>

・目線をカメラ目線にする

・服装をスーツや和服に変える(和服に家紋を入れることも可能)

・背景を変える

・集合写真から本人をピックアップする

・不要な部分の除去(鞄の肩ひも、人の手、隣の人との重なり、など)

・髪型の変える(和服に合う髪型にする、など)

・色調補正(色・明るさ・鮮やかさの補正)

・白黒写真をカラー化する

 

 

3.遺影写真を準備した後はどうするの?

遺影写真を準備したら、エンディングノートに遺影写真があることを書き残しておきましょう。写真の状態(データ、印刷したもの、過去のスナップ写真)と保管場所を記録します。できれば家族にも伝えておくと安心です。せっかく遺影写真を準備したのに、家族に見つけてもらえなかったのでは残念です。

 

撮影した写真は、データだけで保管しても印刷しておいてもよいでしょう。お気に入りの一枚であれば飾っておいても良い思い出になります。

遺影写真にサイズの決まりはありませんが、次の2種類のサイズに印刷するのが一般的です。

 

・祭壇に飾る用

四つ切サイズ 254mm×305mm

A4サイズ 210mm×297mm

 

・お仏壇、焼香台に飾る用

L判サイズ 89mm×127mm

小キャビネサイズ 120mm×165mm

 

データや過去のスナップ写真で準備している場合は、本人が亡くなった時に家族が印刷を依頼することになります。葬儀を依頼する葬儀社に頼むと上記の2サイズで額縁に入った状態で仕上げてもらうことができます。葬儀社に頼まない場合、写真館などに依頼して仕上げてもらいます。この時、お通夜など必要な時に間に合うように仕上げてもらえるかを確認しましょう。

または、スナップ写真に遺影写真用の加工をしてもらうところまで自分で写真館に依頼してもよいでしょう。

 

 

まとめ

今日は、終活で遺影写真の準備が必要な理由と遺影写真の準備方法・準備した後についてお伝えしました。

遺影写真はお仏壇などに飾って長く使われるものです。故人が活き活きと写っている遺影写真は、どんなに時が経っても色あせずに生前の本人を思い出させてくれます。自分で遺影写真を準備するなんてと気後れせずに、素敵な1枚を準備してみませんか?