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ペット終活|ペットの火葬(自治体・民間のペット火葬のちがい、民間業者の火葬プラン)

ペットが亡くなった時、土葬にするか火葬にするかは個人の判断に任されています。また、火葬の場合は、自治体の火葬のほか、民間の火葬もあります。自由度が高いことは良いですが、裏を返すと選択肢が多すぎて選べないことにもなります。

ペットが亡くなってから慌てて決めると冷静な判断ができず後悔するかもしれません。まずは、土葬・火葬について情報を集め、自分はどうしたいのかを考えるきっかけをつくってみてはいかがでしょうか。

今日は、土葬と火葬の考え方、ペット火葬における自治体と民間業者のちがい、民間業者での火葬プランについてご紹介します。

 

1.ペットが亡くなったらどうすれば良い?土葬・火葬かの考え方

ペットが亡くなった時には、土葬または火葬の選択肢があります。火葬場を探して予約する手間を考えると土葬ですが、本当にそれでよいのだろうか…というモヤモヤも残ります。

 

土葬の場合、マナーを守らないと周囲の住民に迷惑をかけてしまうことや法に触れる恐れがあるので注意が必要です。例えば、土葬する場所は自分が所有する土地のみです。他人が所有する土地や公共の場所(公園、学校の校庭、海水浴場、山、河川、など)へ勝手に埋葬してはいけません。勝手に埋葬すると廃棄物処理法に違反する恐れがあります。

また、土の中で分解される過程で虫や菌類が発生したり、体内に残っていた薬(生前に服用したもの)などが流れ出る可能性があるため水源近くや畑への土葬もおすすめできません。

自分の土地に土葬した場合にも、臭いの問題があります。近隣の住民に迷惑をかける心配や臭いで猫やきつねなどの野生動物が寄ってきて掘り返す可能性があります。

 

これらを考慮すると、ペットの大きさにもよりますが火葬のほうが無難かもしれません。

火葬は腐敗する前に焼いてお骨にするため虫・菌類が発生する心配がありません。ずっと手元に置いて供養することも、気持ちが落ち着いたタイミングでお墓に納骨することもできます。

 

 

2.ペットの火葬 自治体と民間業者のちがい

ペットの火葬は、自治体のペット火葬と民間のペット火葬の2種類あります。

 

①自治体のペット火葬

火葬スタイル:自治体によって対応が異なります。合同火葬のみ、合同火葬・個別火葬から選べる、ペット火葬を行っていない、のいずれか。

火葬時のお見送り(立ち会い):不可

お骨上げ:不可

お骨の引き渡し:個別火葬の場合は可。合同火葬の場合は不可。

火葬後の対応:個別火葬の場合はお骨を引き渡し、合同火葬の場合は動物霊園に合同埋葬。(合同埋葬場所へのお参りは可。)

費用:民間より安い

火葬・電話依頼できる日:平日の日中

 

自治体のペット火葬は、自治体が運営しているという安心感や費用の安さが特徴です。

各自治体で火葬スタイルは異なりますが、合同火葬がほとんどです。合同火葬は他のペットや野生動物と一緒に火葬するため、特定のペットのお骨だけを取り出すことができなくなります。そのため、お骨を持って帰りたい方には向いていません。

 

②民間のペット火葬

火葬スタイル:立会い個別火葬、一任個別火葬、などさまざまなプランから選ぶことができます。

火葬時のお見送り(立ち会い):可

お骨上げ:可

お骨の引き渡し:可

火葬後の対応:お骨の引き渡しのほか、業者が運営しているお墓にそのまま納骨することもできる。

費用:自治体より高い

火葬・電話依頼できる日:年中無休(早朝・深夜も可)

 

民間のペット火葬は、さまざまなサービスやプランの中から選ぶことができる点や年中無休で土日祝日でも火葬できる点が特徴です。その分、費用は自治体よりも高くなるため費用を抑えて火葬したい方には向いていません。

 

 

3.民間業者での火葬プラン

民間のペット火葬はプランやサービスが充実しています。プランとサービスはさまざまありますが、主なプランとサービスをご紹介します。(プラン名とサービス名はそれぞれの業者で異なります。)

 

主な火葬プラン

・立会い個別火葬

飼い主さんが火葬場まで足を運び、火葬前のお見送り・お骨上げに立ち会います。火葬は一頭ごとの個別火葬です。

 

・一任個別火葬

飼い主さんが亡くなったペットを火葬場に連れてきてもらい、スタッフが火葬・お骨上げを行います。火葬は一頭ごとの個別火葬です。お骨は飼い主さんに返骨されます。

 

サービス

・訪問サービス

忙しくて火葬場に行けない方、身体が不自由な方、亡くなったペットを連れて火葬場まで行くのが困難な方のためにスタッフが車で飼い主さんの自宅まで訪問してくれます。訪問後はプラン内容によって、ペットだけを乗せて火葬場に向かう場合、火葬炉を載せた専用車にて自宅近くで火葬を行う場合があります。

 

・生前予約

慌てて業者を探して依頼しなくても済むよう生前予約ができます。生前予約で費用が割引になったり、特典を付けてくれる業者もあります。

 

 

まとめ

今日は、土葬と火葬の考え方、ペット火葬における自治体と民間業者のちがい、民間業者での火葬プランをお伝えしました。今日お伝えしたことはペットが先に天国へ行く時の準備ですが、こちらはペット終活の一部であり、人間の終活の一つでもあります。大変ではありますがコツコツと進めていきましょう。

ペットの終活についてはこちらの記事も参考にしてください。
ペットの終活とは?ペット終活が必要な理由・終活内容について